温泉・サウナ用語辞典

塩化物泉とは?

塩化物泉とは、温泉水1kg中に溶存物質 (ガス性のものを除く) が、1,000mg以上含まれ、その主な陰イオン成分が塩化物イオン (Cl⁻) である温泉のこと。

簡単に説明すると、塩分が主成分となっている温泉のこと。

陽イオンの種類により「ナトリウム - 塩化物泉」や「カルシウム - 塩化物泉」、「マグネシウム - 塩化物泉」などに分類されます。

かつては「食塩泉」とも呼ばれていました。
日本では単純温泉に次いで多く、自然湧出の温泉としては最も多い泉質です。

塩化物泉

塩化物泉の特徴は?

1.保温効果
塩分が皮膚表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぐことで体温低下を抑えることから、湯上がり後もポカポカ感が長く持続します。
このことから塩化物泉は「熱の湯」や「温まりの湯」とも呼ばれており、冷え性の方にはオススメの温泉です。

2.殺菌作用
塩分の殺菌効果により、切り傷や火傷などに効果があります。
その効能から「傷の湯」と呼ばれることもあります。

3.保湿、肌への効果
塩分のコーティングにより、湯上がり後の肌の乾燥を防ぐ。

4.飲用の効果
胃粘膜を刺激し胃酸の分泌を促進、粘膜の保護や腸の蠕動運動を活性化する。萎縮性胃炎や便秘に効果があるとされています。

塩化物泉が楽しめる代表的な温泉地

・熱海温泉 (静岡県)
・片山津温泉 (石川県)
・鹿塩温泉 (長野県)
・塩原温泉 (栃木県)

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