ケロリン桶とは?
全国の銭湯で使われている黄色いプラスチック製の桶のこと。桶の中央に赤い文字で「ケロリン」と印刷されています。
そもそもケロリンとは?
そもそも「ケロリン」とは、内外薬品 (現:富山めぐみ製薬) が、製造販売している解熱鎮痛薬のこと。
ケロリン桶はどうやって誕生した?
東京オリンピックの前年 (昭和38年)、内外薬品に睦和商事の営業スタッフから「湯桶にケロリンの広告を出しませんか?」と持ち掛けられたのがきっかけ。
ケロリンの拡販を狙っていた内外薬品は、睦和商事と独占契約を結び、製造を開始した。
当時の銭湯は木製の桶が主流であったが、木桶は衛生上の問題があり、合成樹脂製の桶に切り替わりつつある時期であった。素材にプラスチックを採用し、衛生的で頑丈なケロリン桶は好評を博し、全国各地の銭湯に広まった。
しかし、2013年に販売元であった睦和商事が経営破綻。ケロリン湯桶の販売・配布展開については内外薬品によって行われ、2018年4月からは内外薬品が出資する「富山めぐみ製薬」が引き継いでいる。
ケロリン桶は2種類ある?
ケロリン桶は関東サイズと関西サイズが存在します。
・A型(関東):重さ360g 直径225mm 高さ115mm
・B型(関西):重さ260g 直径210mm 高さ100mm
関東の方が大きくて、関西が小さめ。
関西では、湯舟から桶で湯を汲んで、かけ湯をする習慣があり、関東用を使用した場合、湯が入り過ぎて重くなってしまうため、小さくしたんだとか。
ケロリン桶って買えるの?
現在ケロリン桶は、公式オンラインショップで購入することができます。
A型・B型両方買えます!!
その他にも、浴室用の椅子やタオル、スリッパ、ストラップなど様々なグッズが販売されていますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
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