東京のデザイナーズ銭湯
現在東京では「デザイナーズ銭湯」がブームとなっています。「デザイナーズ銭湯」とは、昔ながらの銭湯をリノベーションし、現代的なお洒落で、カッコイイ施設として蘇らせた銭湯のこと。
元々、その土地で長年「銭湯」として営業を続けられ、設備の老朽化に伴い、大幅リニューアルとして「デザイナーズ銭湯」になる店舗が多いようです。また、その設計・プロデュースを行っているほとんどが「今井健太郎建築設計事務所」。彼らが設計・プロデュースすることで、「銭湯」に新たな価値が見出され、お年寄りだけでなく、若い人にも注目されるようになってきています。
以下に、東京都内にある「デザイナーズ銭湯」をご紹介しておりますので、是非1度行ってみて下さい。
万年湯
韓国料理屋が立ち並ぶ新大久保のメインストリートから、路地を少しだけ奥に行った場所にある「万年湯」。ここだけ周りと雰囲気が違い、都会の隠れ家的な雰囲気があります。
浴室は明るい色のタイルを基調とし、メインの壁面には鶴のモザイクタイルがはめ込まれている。シックで大人の雰囲気が漂う独特の空間が演出されている。
細長い小部屋のようになっているのは水風呂で、光の演出で神秘的な空間となっている。
万年湯
【住所】新宿区大久保1-15-17
【アクセス】JR山手線「新大久保」駅より徒歩4分
【営業時間】15:00 ~ 24:00
【料金】大人 550円
【定休日】土曜日
【電話番号】03-3200-4734
松の湯
新宿区落合にある「松の湯」は、大正12年に創業した老舗の銭湯。
2023年11月26日にリニューアルして生まれ変わりました。
「無」をコンセプトに、日常を忘れてリラックスできるよう、シックな雰囲気に仕上がっています。
男湯の露天エリアでは、先代主人が描いたペンキ絵を見ながら入浴が楽しめます。 旧店舗のエントランス壁画を再生利用しており、常連さんにとっては、昔を思い出せる嬉しい心遣い。
松の湯
【住所】新宿区上落合3-9-10
【アクセス】東京メトロ東西線「落合」駅から徒歩1分
【営業時間】15:30~24:00
【料金】大人 550円
【定休日】土曜日
【電話番号】03-3368-2352
改良湯
渋谷にある「改良湯」のコンセプトは「渋谷 CULTURAL CROSSING」。様々な人が集まり、文化を発信する商業エリア「渋谷」において、銭湯が「多様な人々、そして文化が交差する空間」となることをイメージし、設計されています。
浴室に入って目を引くのがペンキ絵。昔ながらのペンキ絵ではなく、現代的なポップなデザインになっており、シックな雰囲気の館内ともマッチしています。
お風呂は照明がカッコいい。浴室全体の照明は暗めですが、間接照明やスポットライトを上手く使用して、スタイリッシュな空間を演出しています。
改良湯
【住所】渋谷区東2-19-9
【アクセス】山手線「渋谷」駅より徒歩12分
【営業時間】月〜金 15:00〜24:30、日祝 13:00〜23:00
【料金】大人:550円、サウナ:+450円
【定休日】土曜日
【電話番号】03-3400-5782
ふくの湯
文京区千駄木にある「ふくの湯」は2011年にリニューアルしたデザイナーズ銭湯。高級旅館のような雰囲気を持った落ち着いた佇まいが特徴的。
浴室は「大黒天の湯」と「弁財天の湯」の2種類があり、週替わりで男湯と女湯が入れ替わる。雰囲気が異なっており、2度楽しめるように工夫がされています。
「大黒天の湯」は、黄金富士のペンキ絵と黄金色の松のモザイクタイル絵という組み合わせで、店名のとおり実に縁起が良い。何かパワーが貰えそうな雰囲気があります。
「弁財天の湯」は「赤」と「白」を基調とした明るい雰囲気で、週替わり薬湯が楽しめる。
ふくの湯
【住所】文京区千駄木5-41-5
【アクセス】東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩5分
【営業時間】11:00~24:00 (土日祝祭日は8:00~24:00)
【料金】大人 550円
【定休日】木曜日
【電話番号】03-3823-0371
五色湯
豊島区目白にある「五色湯」は、昭和27年から続く歴史ある銭湯ですが、2022年9月にリニューアルを行い生まれ変わりました。
浴室内で目を引くのが、店名にもなっている「五色」のステンドグラス。タイルの雰囲気も相まって、レトロな雰囲気を造り上げています。
改修前から使用していた「滝」のタイル絵の下には、水風呂が配置されており、絵と現実が繋がっているかのような演出も素晴らしい。
五色湯
【住所】豊島区目白5-21-4
【アクセス】西武池袋線「椎名町」駅から徒歩3分
【営業時間】16:00~深夜0:00 (土日は15:00から)
【料金】大人 550円
【定休日】水曜日
【電話番号】03-3952-7237
御谷湯
昭和22年創業の老舗銭湯「御谷湯」は2015年にリニューアルされ、デザイナーズ銭湯として生まれ変わりました。
銭湯では珍しい、ビル型の建物。1階が受付で、4階と5階が男女のお風呂場となっています。
4階は「黒」を基調としたシックで落ち着いた空間。浴槽に張られた黒湯もその調和を手伝っている。金色の美しいモザイクタイルも一見の価値ありです。
5階は天井が高く開放感のあるフロア。半露天風呂からはスカイツリーを見ることができます。葛飾北斎の富嶽三十六景から甲州三坂水面のペンキがは見事な出来栄え。
週替わりで男湯と女湯が入れ替わるので、4階と5階の両方とも楽しんで頂ければと思います。
御谷湯
【住所】墨田区石原3-30-8
【アクセス】「錦糸町」駅から徒歩16分
【営業時間】15:30~26:00(最終受付25:30)
【料金】大人 550円
【定休日】月曜日 (祝日なら営業、翌火曜日休み)
【電話番号】03-3623-1695
戸越銀座温泉
都営浅草線「戸越」駅より徒歩3分の位置にある「戸越銀座温泉」。
店構えはモダンで都会的な雰囲気。
浴室は「月の湯」と「陽の湯」があり日替わりで男湯と女湯が入れ替わるシステム。「月の湯」は黒色をベースにしたシックで落ち着いた雰囲気のに対し「陽の湯」は明るい色がベースとなっていて、全くイメージが異なる。
また、黒湯の天然温泉が楽しめるのも特徴で、ヌルっとした浴感があり、体の芯からポカポカと温まるとっての良い湯が楽しめる。
戸越銀座温泉
【住所】品川区戸越2-1-6
【アクセス】都営浅草線「戸越」駅より徒歩3分
【営業時間】15:00~25:00 日曜・祭日は朝湯あり:8:00~12:00
【料金】大人 550円
【定休日】金曜日
【電話番号】03-3782-7400
光明泉
東京のオシャレスポット中目黒にある「光明泉」。
場所柄か、他のデザイナーズ銭湯が「和」をテーマにしている中、こちらの銭湯は、白を基調としたシンプルモダンな雰囲気。
壁面を飾る「富士山」の絵も昔ながらの感じではなく、若手の現代アート作家が描いたもので、ポップな感じが漂う。
3階テラスには露天風呂があり、フロア全面が木に囲まれた個室空間となっている。
光明泉
【住所】目黒区上目黒一丁目6-1
【アクセス】「中目黒」駅から徒歩3分
【営業時間】15:00~25:00 (最終受付24:30)
【料金】大人:550円、サウナ:+300円
【定休日】不定休
【電話番号】03-3463-9793
文化浴泉
田園都市線「池尻大橋」駅から徒歩5分の位置にある「文化浴泉」。
館内はどこか懐かしい「和」の落ち着いた雰囲気。
浴室に入ってまず目がいくのが珍しい円形のペンキ絵。円形の窓からは富士山を望むことができます。
お湯は「nano湯」を使用。ナノバブル粒子という細かい泡が溶け込んでいて、見た目は白く見えるほど。ダイエット効果や洗浄効果の高いとっても良い湯。
文化浴泉
【住所】目黒区東山3丁目6-8
【アクセス】田園都市線「池尻大橋」駅から徒歩5分
【営業時間】14:00~25:00、土日 10:00~24:00
【料金】大人 550円
【定休日】月曜日 (祝日の場合は翌日)
【電話番号】03-3792-4126
千代の湯
学芸大学駅前の商店街を抜けてすぐの場所にある「千代の湯」は2010年にリニューアルされた銭湯。
浴室のペンキ絵は、男湯が赤富士、女湯は普通の富士山が描かれているが、共に素晴らしい出来。
炭酸泉は独立した空間にあり、照明の当て方も絶妙で、まるで洞窟の中にいるかのような感じがします。
千代の湯
【住所】目黒区鷹番2-20-3
【アクセス】東横線「学芸大学」駅東口より徒歩3分
【営業時間】15:30~24:00
【料金】大人 550円
【定休日】月曜日
【電話番号】03-3712-1271
えごた湯
中野区江古田にある「えごた湯」は「GEO銭湯」をデザインコンセプトに、地球の内部に入り込んで行くような幻想的な銭湯に全面改装されました。(GEO=地球、地形、地面などの意)
内湯の照明は暗めに抑えられており、天井に映る水面の揺らぎが幻想的。水風呂は青色にライトアップされており、深い海の中にいるような雰囲気を演出しています。
えごた湯
【住所】中野区江古田3-5-12
【アクセス】都営地下鉄大江戸線「新江古田」駅から徒歩11分
【営業時間】15:00〜24:00
【料金】大人:550円、サウナ:+300円
【定休日】月曜日
【電話番号】03-3385-7800
第一金乗湯
東武東上線「上板橋」駅から徒歩10分の位置にある「第一金乗湯」。2013年にリニューアルし、デザイナーズ銭湯として蘇った。
館内シックな和風モダンな装いで、カッコよさの中にもどこか懐かしさを感じることもできる。
浴室のペンキ絵は個性的で、周囲の雰囲気と溶け込んで素晴らしい出来栄えです。
第一金乗湯
【住所】板橋区若木1-19-6
【アクセス】東武東上線「上板橋」駅より徒歩10分
【営業時間】16:00~24:00 ※日曜は15時から営業
【料金】大人 550円
【定休日】不定休
【電話番号】03-3933-4357
松の湯
八王子市にある「松の湯」のコンセプトは「時をつなげる銭湯」。これまで八王子の街を彩り象徴してきた「レンガ」「黒塀」「路面電車」のイメージを内外装に取り入れています。
どこか懐かしいレトロな雰囲気の中にも、確かな快適さがあり、居心地の良さが際立っています。
松の湯
【住所】東京都八王子市小門町20
【アクセス】中央線「西八王子」駅から徒歩17分
【営業時間】14:00~23:30
【料金】大人 550円
【定休日】火曜日
【電話番号】042-622-5356
大蔵湯
2016年12月にリニューアルされた町田市の「大蔵湯」。
鮮やかな黄金富士のタイル画が神々しく、これを見るだけでも行く価値があります。タイル画以外は、シックで実に落ち着いた雰囲気。このギャップが素晴らしい空気を生み出している。
檜風呂に浸かりながら、黄金富士を眺めていると何とも優雅で贅沢な気持ちになれる。
大蔵湯
【住所】東京都町田市木曽町522
【アクセス】JR横浜線古渕駅徒歩10分
【営業時間】14:00~23:00
【料金】大人:550円、入浴+サウナ:850円
【定休日】金曜
【電話番号】042-723-5664
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